猫のヒゲの秘密

猫のヒゲの秘密

猫のひげは口の左右、目の上、頬、あごの4か所に生えています。特に口の左右に生えているひげは顔よりも長く、様々な役割を果たしています。

 

 

【ひげに神経が集中している】
猫のひげの根元には液体の入った袋のようなものがありひげが浮いている状態になっています。この根元に神経が集中しておりわずかな動きや触覚に敏感に反応することができます。このひげは猫が生きていく上で必要不可欠で、とても大切な器官なのです。ではこのひげでどんなことが出来るのでしょうか。

 

 

・平衡感覚に必要
猫はひげで平衡感覚を保っています。そのため、もし全てのひげが無くなってしまった場合、猫はまっすぐに歩けなくなるといわれています。

 

 

・幅を測定できる
猫は狭い場所を通ったり、狭い場所で休んだりと何かと狭い場所にいたがります。そんな時に無理に入って体が抜けなくなったりしないように、自分が通れる幅かどうかをひげで測定します。これは横幅だけでなく高さも感知することができるので猫は狭い場所に入っても問題なくすり抜けることができるのです。

 

 

・暗い場所でのセンサーになる
猫は暗闇でも不自由なく活動することができます。これは瞳孔を大きく開くことで少しの光でも見ることが出来るからです。耳もわずかな音を聞き取って物の動きや音を感知し、反応することができます。実はひげも暗闇を進む上で大切な器官になります。ひげを使って障害物の距離を測ったり、空気の動きを感じて空間の把握や動きを感じ取ることができます。常にひげを動かしている時は、様々な情報を収集しているんですね。

 

 

・空気の流れを感じている
風の方向や風速、冷たい空気や湿度の高い空気、音波など目や耳、鼻ではとらえられないわずかな変化をひげで感じることができます。空気の流れを感じることでどの方向に飛ぶか、何があるかが分かるのでとても便利なのです。

 

 

・目を守っている
猫のひげは目よりも前に生えています。これは大切な目を守るためで、目の上にあるひげに物が触れると反射的に目を閉じます。猫は鼻が短いので目を怪我しやすいためです。また、顔の近くの物は見えないのでひげを使って距離を測っています。なのでご飯を食べている時に目を瞑っていても食べれるんですね。

 

 

このように猫のひげには猫が生活をしていく上でとても大切な機能がたくさん備えられています。むやみに切ったり抜いたりすると猫にとっては死活問題になるので絶対にしてはいけません。

 

 

【ひげでわかる猫の気持ち】
猫の感情は耳、しっぽによく表れるといいますが、実はひげも感情を表す部分なのです。ひげの向きで今猫はどんな気持ちなのか分かるのでぜひ観察してみてください。

 

 

・ひげが下にだらんとしている
とてもリラックスしている状態で安心している証拠です。安全な場所でお昼寝をしている時や飼い主の傍で安心している時などはひげの力は抜けています。

 

 

・ひげが前に向く
興味がある、興奮しているなどちょっと警戒している証拠です。新しいおもちゃや知らないお客さんが来たときなどは姿勢を低くしてひげを前に出し様子をうかがいます。特に何もないのにひげが前を向いているときは猫なりに何かを見つけたのでしょう。一緒に反応してあげるのもいいかもしれませんね。

 

 

・ひげが上にぴーんと向く
気分が最高に嬉しい時の反応です。褒められた時や撫でられて嬉しい時、飼い主が帰宅して嬉しい時などにひげがぴーんと張ります。これでのどをゴロゴロ鳴らしているときは猫は幸せな気持ちです。十分甘えさせてあげましょう。

 

 

・ひげが後ろに向く
恐怖を感じています。怒られたときや嫌なことをされたとき、怖がりな猫であれば大きな音や知らない人が来たときなどひげが後ろに向き、耳を下に向けます。このときは恐怖の対象を遠ざけ、猫が安心できるようにしてあげましょう。